ニューヨークで迷子

夫の駐在でNYに来ました。不安だらけの未知との遭遇。怠惰な妻を看過できない夫への日々の報告ブログです。

マンハッタンは、大阪

今朝、アパートのエレベーターで、途中から乗ってきたおばちゃんに、

「そのハンドバッグ、すごく素敵!!手作りなの?」

と、ハイテンションで声を掛けられてビックリ。ハンドバックに刺繍された犬もビックリ。「NYではみんな犬を飼っているけれど、ウチにはいないから、バッグにしているの」と、返したら、おばちゃん大喜びで、私はリアルな犬を飼っているとか、ガールフレンドにも見せたいとか、あとは早口で全然聞き取れなかったけれど、ちょこっとコミュニケーションが取れて幸せな朝のはじまりでした。

 

ん?この感覚、大阪で経験済だ!東京から大阪に引っ越した時も、多くの違いにカルチャーショックを受け、大阪はもはや外国だと感じたものだった。大阪とマンハッタンは共通項が多い。

1.すぐ話しかけてくる:大阪は、人との距離感が狭く、電車でもスーパーでもどこでもすぐ声を掛けてくる。飲み屋さんでも隣のおじさんとすぐ仲良くなれる。NYには1か月しかいないけれど、スーパーのお兄ちゃんも話し好きだし、コインランドリーでは、おばちゃんが声を掛けてくれた。大阪みたいに、こっちでも友人ができるといいな。

2.オーバージャスチャー:大阪の人は、サービス精神旺盛なので、常にオーバージェスチャー&オーバーリアクション!マンハッタンもオーバージェスチャーです。んー、こっちのは多民族国家だから言葉の補足として身振り手振りが大きいのかもしれない。

3.狭い範囲に多種多様な街が密集している:大阪は、綺麗めな梅田、ごちゃごちゃ賑やか難波、コリアンタウン鶴橋、ビジネス街淀屋橋、色々いわれる西成などなど様々なタイプの街が密集している。マンハッタンも一緒!ビジネス街、チャイナタウン、高級住宅街、治安の悪いところ、全部小さな島にぎゅっと詰まっています。あとは、大阪もマンハッタンも臭いが非常に気になる。東京は、あまり街の臭いを気にしたことがなかったなぁ。

4.自動車が速い:大阪は自動車のスピードが半端なく速い!信号赤でも進めのときがあります。ちなみに、自転車も速いのです。しかも物凄い数。こちらも、自動車は運転が荒く、スピードMAXです。道が混んでいるとクラクションの音が尋常でないほどに鳴り響きます。自転車は、停めておくとサドルやタイヤが盗まれてしまうので、CITIのレンタサイクル以外はほぼ見かけません。

 5.信号無視する:自動車の走行は危険だけれど、歩行者も負けじと信号無視します。大阪以上にマンハッタンはみんなで渡れば怖くない制度をとっている模様。

 

 ちなみに、大阪ではせっかちな人を指す「いらち」という言葉があるように、せっかち人口が多かったのですが、マンハッタンでは皆ゆったりしているように見えます。なぜなら、エレベーターの「閉」ボタンを押している人を見たことがないから!皆一葉に、ひたすらエレベーターの扉が閉じるのをじっと待っているのです。私は「閉」押したい衝動をぐっと抑え、ニューヨーカーを気取り始めています。

 

(映画)

”gallipoli”1981★★★★☆

若き日のメル・ギブソンがまぶしい。前半のオーストラリアの広大な砂漠を青年2人で進む映像はロードムービーの様相、久しぶりに美しく感動。

”An Officer and a Gentleman”1982★★☆☆

邦題「愛と青春の旅立ち」。原題と全く違うけど、いい邦題!最後のシーンが一番好きかな。

“あてにならない” は、あてにならない

 天気予報は、少なくともNYに限っては全くあてにならない。ここのところ、ずっと雨予報だけれど、昨日も今日も快晴です。洗濯物を干す習慣のないマンハッタンでは、別に誰も気にしないのかもしれない。日本の天気予報は、長めに解説したり、四季の映像を取り入れたりするけれど、こちらでは、ピンヒールのブロンドお天気姐さんが、自信満々に疾風のごとく捲し立て、一瞬で終わってしまいます。アメリカでは、天気予報は、天候ではなく、綺麗なお姉さんを見て一日の活力をもらうものなのだろう。

 

 あてにならないといえば、アメリカでは多くの手続きが想定より長く掛かってしまうという黒い噂を耳にしていました。しかし!本日、国際郵便到着の知らせと、ソーシャルセキュリティナンバー(SSN)取得完了の知らせがありました!

 国際郵便はほぼ予定通り7日で日本に到着。SSNは、予定より早い、夫と同じタイミングの2週間で届けられました。特に、SSNはF-2ビザの駐在妻は時間が掛かるのが通例で、4~6週間後と言われていたので、驚きです。

 SSN申請は、夫と行った1回目は、「奥さんのSSNは、戸籍謄本の翻訳を日本領事館で発行してもらえば早くできるけど、SSN申請事務所にお願いするとかなり長く掛かるわよ」と言われたので、一旦持ち帰り。しかし、日本領事館の翻訳は39ドルも!掛かることがわかり、翌日、ひとりで再申請に行きました。担当窓口のおばちゃんは、手続き中に、コーヒー汲みに行ったり、同僚と談笑したり、何かを間違えて大きな溜息をつき、何度もコピー機往復したりして、かなり長ーーく待たされたけれど、「戸籍謄本に結婚した日付書いてある?いつ?」と聞かれただけで、戸籍謄本の翻訳については言及されませんでした。少し不安が残りましたが、長ーーく待たされていたのは、しっかり申請をしてくれたからでした!穿った見方をしてしまい、反省。

 ここでは、何かをあてにせず、広い心で生きていくことが必要です。

(映画)"Gone Girl"2014 ★★★☆☆

 先に小説読了。映像だと自分で描いていた感じが現実感を増して怖かった。小説読んでいた時の想定では、Amyが”アデライン、100年目の恋”のBlake Lively、Desiが"Big Little Lies"のAlexander Skarsgard!←ここは譲れない。NickはBradley Cooper。女刑事は、コーエン兄弟のドラマ版”FARGO”のAllison Tolmanでした笑。英語がわかれば、もっと怖かったんだろうなー残念。

「朝のリレー」谷川俊太郎

今日は体調不良のため、かたつむりのようにじっとしている。

そうじっとしていると、13時間離れた東京は、もう明日になっているのかと、ほんの僅かばかり郷愁に浸ってしまう。小学生の頃、兄が中学の課題で谷川俊太郎の「朝のリレー」を暗唱していたことを思い出した。

--------------------------------

カムチャッカの若者が きりんの夢を見ている時

メキシコの娘は 朝もやの中でバスを待っている

ニューヨークの少女がほほえみながら 寝返りをうつとき

ローマの少年は頭柱を染める 朝陽にウインクする

この地球では いつもどこかで 朝がはじまっている

ぼくらは朝をリレーするのだ 緯度から 緯度へと

そうしていわば交替で地球を守る

眠る前のひととき 耳をすますと

どこか遠くで 目覚まし時計のベルが鳴っている

それはあなたの送った朝を 誰かがしっかりと受け止めた 証拠なのだ

--------------------------------

なんて優しく、世界を旅させてくれる詩だったのだろう。眠りにつくまでの夜は寂しいけれど、始まりの朝はあたたかい。すべての子供の朝もそうであってほしい。私は、明日から、イグアスの滝から朝を受け取って、これから朝を迎えるカルフォルニアのこと想像する。毎朝きっと幸せな目覚めになる。

ブラジルからのイグアスの滝!カルフォルニアのワイナリー!旅行候補に入れておきます。

(映画)"How to Steal a Million"1966 ★★★★★

恐ろしくイケメンなPeter O'tooleとAudreyの二人を見ているだけで幸せ。

今週の山場は郵便局(USPS)

初ブログ。今週の妻の行動報告。 

5/29tue

 雇用保険受給延長申請書類(4月末退職@日本)を日本の実家経由でハローワークに提出するため、いざ郵便局(USPS)へ。初級英語のビビりな私は、サービスアパートメントから最寄3か所のUSPSの混雑状況と評価(どこもクレームコメントばかり・・・)を調べ、一カ所ずつ覗き、もっとも空いていて、もっとも評価が高く、もっとも遠いW68thのUSPSへ。

 まずサービスカウンターのおばちゃんに国際郵便出すために、何か申請書を書く必要があるか聞くと、ラインに並んで!と窓口を案内される。結果的に、4回も並ぶ・・・涙。

 窓口1回目。アメリカでは郵便の紛失が少なからず存在すると、さまざまブログで紹介されていたので、追跡No.が貼付される“Registered mail”でお願い。すると、申請書を渡され、書いたらまた並ぶように言われる。

 窓口2回目。1回目と違う窓口の人に、Return Receiptは必要か聞かれる。ん!!!一瞬フリーズ。4ドルとのことなので、確実性を考えこちらもお願い。また別の申請書を渡される。

 窓口3回目!最後かと思いきや、1回目と同じおばちゃんから無愛想に記入漏れありだから書き直し!と冷たくあしらわれる・・・くじける。

 窓口4回目!!親切な女性にあたり、八百万の神に感謝。笑顔をくれるだけで女神。まだあった記入漏れもその場で直してくれました。郵便は4日~6日で届き、Return Receiptは1週間ぐらいとのこと。自分、2UPぐらいした気がします。

※First-Class mail(Large Envelop) $6.4 / Registered mail $15.5 / Return Receipt$4   Total$25.54 高いわー。

 

 帰り道、Century21でワンピース、ノースリーブ、カシミヤ半袖セーター購入。郵便局頑張ったし!と言い聞かせる。ただ郵便局行っただけだけど・・・。

 ここ、ブランドものがめちゃくちゃ安いのです。定価の半額などザクザクあります。カシミヤなんてもう季節的に着ないけど、40ドル!つい買っちゃいました。本物かな?手触り良かったし・・・本物だといいな。

 韓国スーパーHmartで、渡米後初の魚購入。久しぶりにサバの塩焼き。あーまだ2週間なのに嬉しい。

 

 この日、街中のスタバが差別防止研修のため、14時以降閉まっていましたね。こっちに来てからracist rant! やracist tweets!の報道を目にし、特にマンハッタンでは多民族国家であることを肌で感じています。

 

 (映画)”Dead Man Walking”1995 ★★★☆☆

死刑制度を考える。共感できるかは別の話。宗教でどこまで救われるのか。

 

30wed

 火曜のはずのハウスクリーニングが何故か今日。チャイムの後に、扉が開いて、パジャマ姿でご対面!あー驚いた。急いで着替えて、とりあえずスタバへ。英語の国で「1億人の英文法」を堂々と読むという、何とも言えぬ恥ずかしい行為を実行。早く語学学校の計画を立てましょう。 

 そのあと、来週の引っ越しに向けて生活用品店「Bed Bath&beyond」へ。キッチン、バスルーム、寝具、照明など、大型家具以外なんでも揃っていました・・・。日本からあんなに荷物船便に乗せる必要なかった!アメリカとは偉大な国だ!と実感できる場所です。

 

(映画)"The Martian"2015 ★★★★★

 火星で一人生き延びる姿に感動。ユーモラスだった。”Hey,there”

 

31thu

 ほぼ1日中、家具屋さんのネットサーフィン。NY在住の先人達が残して下さった情報を元にABC carpet& home、POTTERYBARN、CB2、west elmをぐるぐる。 最終的に一番お手頃なwest elmで必要な家具の目星を付けました。

  夕方、またHmartへ買い出し。白菜と豚肉のミルフィーユ鍋と、空芯菜・豆もやし・エビのタイ風炒め、春菊のおひたし・・・せっかくアメリカ来たのに、夕飯はアジアから抜け出せません。まだまだです。いつかはラザニア!

 

(映画) "This is 40" 2012 ★★☆☆☆

 英語がわからないからか、乗り切れないコメディにしか感じない・・・。"That's gross!"

 

6/1fri

 スニーカーと、銀行のお姉さんにユニークと揶揄された靴しかもってきていないので、多種多様な靴が揃うという「DSW」へ。

 すごーい!靴がズラリと並んでいて、サイズ在庫が展示靴の棚にあるので、日本のように、いちいち店員さんに出してもらう必要がありません。Steve Maddenの靴が結構ありました。定額からディスカウントされているので、日本の半額くらいかな。安い!アメリカでは、定番ブランドなのか。それにしても、展示の7割ぐらい100ドル以下です。なんてこと。夏っぽい白系の靴とサンダル購入。1シーズン履きつぶしなら十分。

  帰りに昨日ネットで見たwest elmの実店舗へ、目当てのダイニングテーブルはなかったけれど、他のものはだいたい確認。ほんとインチって・・・換算できない。

 

(映画)"The Intern" 2015 ★★★★☆

 英語がわかりやすい!ハッピーエンドが見えてるので、心が弱いとき◎"over the hump!"

 

一週間おしまい。来週からは日報を目指したいです。